今月は夏を目前に、暑い日があったり、肌寒い日があったりと体調を崩しやすい時期です。この時期は特に栄養豊富なお野菜でビタミンチャージに加え、デトックス効果の高いお野菜を摂って、体の不要なものを排出することが大切です。

そこで、たった10日間で収穫できる、お手軽なスプラウト。
ビタミンやミネラルが豊富な新芽で、日当たりがない場所でも、水と種だけで簡単に育てられるレシピです。

植物は発芽をするときに最も生長するパワーを持ち、ビタミンやミネラルなどの栄養を多く合成します。
大きく成長した野菜よりも、発芽して数日後のスプラウトの方が少量でも栄養価が豊富です。例えばビタミンCやビタミンA、ビタミンEは数倍~数十倍になり、その他タンパク質や酵素類も増加し、カルシウムや鉄分、ミネラル成分も量と種類が豊富になるのです。良質のたんぱく質と美肌を作るビタミンEを含む豆乳に加えて、バナナに含まれる食物繊維が腸内のビフィズス菌を増やして腸の働きを活性化し、体内の老廃物を取り除いて体の中からきれいにしてくれます。

白ごま・ブロッコリー・クレソン・マスタード・かいわれ大根・ラディッシュ・ケール・そばなど様々なスプラウトがあります。さっと洗うだけでサラダ、薬味、和え物などにも活躍します。

材料

  • 豆乳
  • 200ml
  • お好きなスプラウト
  • 40本程度(適量)
  • バナナ
  • 1/2本(皮をむいて、ラップをして冷凍庫であらかじめ凍らせておく)

作り方

上記材料をミキサーにかけるだけ。

スプラウトは容器から取り出し、コットンについている種の部分と根をハサミで切り取りよく水洗いしてから、ミキサーにいれます。

※バナナは冷凍しておくと便利!

スプラウトにはたくさんの種類があります。

かいわれ大根
ピリッとした辛みがアクセント。ビタミン豊富。

ブロッコリー
味わいマイルド。スプラウトの中でも栄養価が高い。
がん予防に効果的。

マスタード
スパイシーな刺激が美味。肉料理によく合う。

ピンクかいわれ
マイルドな味わい。
軸が鮮やかな深紅で彩りに最適。育てるのもピンクで華やか!

アルファルファ
ピリッと辛い。米国ではポピュラーな新芽。
糸もやしとも呼ばれ、シャキッとした歯ごたえが特徴。

レッドキャベツ
茎が紫色に色づくのがきれい。抗酸化力が高い。

左下:レッドキャベツ 右上、右下:ピンクかいわれ 左上:ブロッコリースプラウト

育て方の紹介

いろんなスプラウトがあります。わずか10日程度で育てられるので、手軽にはじめられます。
日当たりがあまり良くなくても、狭い場所でもOK。短期間で育ちます。

用意するもの:

  • 種子(スプラウト専用のもの)
  • 霧吹き
  • キッチンペーパー(もしくはスポンジ)
  • フチの浅い皿等
  • スプーン

キッチンペーパーかスポンジに水をふくませ、お皿の上に置いたら、その表面に種をスプーンですくい、重ならないようパラパラと均等になるようにまきます。霧吹きで種がしっとり濡れるまで水を与えてください。毎日朝晩2回霧吹きを使って水を与えます。芽がでてきたら明るい場所に移動して、日光に当て緑化させましょう。 種類や季節によって異なりますが、約10日間、5センチ~10センチ程度が食べ頃です。栽培の適温は20~25℃程度。

お家にあるスプーンやカップなどでも「スプラウト」菜園ができます。
日にあてると、緑色にキレイになってきます。

スプーンにまいた種は「アルファルファ」食物繊維が多く、腸内の発ガン物質などを吸収し、便秘を改善してくれます。デトックス効果もあり、美肌効果も期待できるのです。ビタミン類が豊富で特にビタミンA・K・Bが豊富!

お家にあるいろんなもので、すぐに栽培できてしまう「スプラウト」。
ぜひおうちでスプラウト栽培はじめてみませんか?